無料。でもサーバーは自己責任
RustDeskのリレー構成、つまりhbbs IDサーバーとhbbrリレーは自分で運用するもので、セルフホストすればインフラを完全にコントロールできます。
その代わり、「完全なコントロール」とは、VPSを用意し、ポートを開け、OSにパッチを当て続け、稼働状況を自分で監視することを意味します。もう一つの選択肢であるRustDeskの標準の公開リレーは無料ですが、レート制限があり、ベストエフォート型です。そのため、実務で頼ると、混雑時にフリーズや切断に遭います。
RustDeskは無料です。ただ、安定して使うにはVPSに自前のhbbs + hbbrリレーを立てるか、自分では管理できない共有の公開サーバーを信頼するかのどちらかが必要です。しかもFlutter-on-RustのUIは、どのプラットフォームでも本当の意味でネイティブには動作しません。Remioはその両方のトレードオフをなくしました。どこでも完全なネイティブアプリ、用意するものが何もないマネージドリレー、いつでも更新できる6桁のコードでのペアリング。アカウントも、サーバーも、設定ファイルも不要です。
RustDesk以外を探す理由は、価格であることはほとんどありません。RustDeskはすでに無料だからです。インストールしてから、高速でネイティブなセッションを得るまでの間に、どれだけのインフラ作業とUI面の妥協が挟まるか、という点が理由になっています。
RustDeskのリレー構成、つまりhbbs IDサーバーとhbbrリレーは自分で運用するもので、セルフホストすればインフラを完全にコントロールできます。
その代わり、「完全なコントロール」とは、VPSを用意し、ポートを開け、OSにパッチを当て続け、稼働状況を自分で監視することを意味します。もう一つの選択肢であるRustDeskの標準の公開リレーは無料ですが、レート制限があり、ベストエフォート型です。そのため、実務で頼ると、混雑時にフリーズや切断に遭います。
RustDeskのクライアントは、Rustのコアの上でFlutterが動くもので、macOS、Windows、Linux、iOS、Androidのどれでも同じインターフェースです。Linuxクライアントを含め、すべてのプラットフォームが1つのコードベースです。その代償は使い心地に表れます。各OSのネイティブな描画経路やハードウェアデコード経路を直接使わないため、ハードウェアコーデックへの対応はプラットフォームごとに部分的でばらつきがあり、アプリはどこでも同じ見た目と動作になって、どのOSにもなじみません。
RustDeskでのペアリングは、9桁のデバイスIDと、自分で設定するパスワードを使います。動作しますし、中央のアカウントも不要です。しかし、モバイルで今や一般的な、PINと有効期限による流れとは世代の違うリモートアクセスのUXです。さらにリレーをセルフホストすると、キーとアクセスルールの管理という別の層が加わります。
RustDeskの標準の公開リレーでは、一般的な遅延は、ハードウェアエンコードを使った直接経路よりもかなり大きくなります。自前のhbbsとhbbrをセルフホストすればその差は縮まりますが、それも、きちんと構築して自分でチューニングした場合に限ります。アプリを開いてすぐに快適なセッションを使いたいだけの人にとっては、自分のマシンに届くまでの間にインフラの判断があまりにも多く挟まります。
RustDeskのようなセルフホスト型のクロスプラットフォームツールに特有のトレードオフを踏まえた6つのテストです。どれか1つでも満たさない候補は、最初のセッションで違和感に気づくはずです。
Remioは、iOS、iPadOS、macOS、Android、Windowsの完全なネイティブアプリでストリーミングします。どのアプリも、そのプラットフォームのハードウェアエンコーダーとデコーダーを直接使います。共通のクロスプラットフォームUIはなく、立てるべきリレーもありません。フォールバック経路はマネージドリレーが自動で担い、認証情報は自動でローテーションされます。
いつでも更新できる6桁のコードでペアリング。アカウントも、サーバーも、設定ファイルも不要です。

宣伝文句はなく、設計上の判断と、その裏づけとなる実測値だけをお示しします。
Remioはすべてのプラットフォームで無料で、コンピュータ1台ごとの計算もありません。セルフホストのRustDeskリレーと違い、VPSの費用も、開けるポートも、リレーを健全に保つための運用時間もかかりません。マネージドリレーは最初から含まれています。
Remioには、どちら側にもアカウントはありません。ホストが6桁のコードを表示するので、それをクライアントに入力します。ペアリングの記録はデバイス自体に保存されます。デバイス同士がキーを交換してお互いを記憶するため、次回以降の再接続は一瞬で、デバイスIDも保管すべきパスワードもありません。
セッションはエンドツーエンドで暗号化され、キーはデバイス間で直接ネゴシエートされます。キーがエンドポイントから出ることはないため、厳格なNATを越えるためにマネージドリレーが必要になっても、リレーが転送するのは復号できない暗号文だけです。設計の全体はセキュリティホワイトペーパーに記載しています。
Remioのクライアントはすべてネイティブで、各プラットフォームのハードウェア映像経路を直接使い、搭載されているハードウェアエンコーダーとデコーダーでハードウェアH.265のエンコード/デコードを行い、H.264にフォールバックします。映像と画面の間に、FlutterやRustコアのUI層が入ることはありません。
同じネットワーク上で、キャプチャ、ハードウェアエンコード、LAN区間、ハードウェアデコードという処理パイプラインにかかる時間は、4Kで約8 msです。残りはディスプレイ自体の60 Hzリフレッシュ周期によるもので、入力は次のフレームが描画される前に反映されます。同じ地域内のインターネット越しでは、2桁台前半のミリ秒です。どちらの数値もRemio自身の測定値で、測定方法の全体とRustDesk自身の数値はRemio vs RustDeskの比較で公開しており、再現していただけます。
ストリームは最大6K、120 FPSで動作し、専用の仮想ディスプレイによるディスプレイ切り替えにも完全に対応しています。どのアプリもネイティブです。ホストはmacOS 15以降、Windows 10(ビルド19041以降)または11(Homeエディションを含む)、Linux(X11とWayland)で動作します。クライアントはiOS/iPadOS 18以降、macOS 15以降、Android 12以降、Windows 10/11で動作し、Apple Vision Proでは現在iPadアプリが動作します。Remio Linuxクライアントはロードマップにありますが、まだ提供していません。
機能のチェックリストではなく、方式の違いを7項目にまとめました。
| 機能 | Remio | RustDesk |
|---|---|---|
| 費用 | 無料 — マネージドリレー込みで、用意するものなし | ずっと無料(OSS)。安定したセルフホスト構成にはVPS(月額約$5〜$20)と運用の手間が加わります |
| アカウントの要否 | 不要 — 6桁のコード、いつでも更新可能 | 不要 — 9桁のRustDesk IDと、自分で設定するパスワード |
| リレー / セルフホスト | マネージドリレー、設定いらず、使い捨てキー | hbbs + hbbrをセルフホスト可能 — 自分で運用すれば完全にコントロールできます |
| クライアントのUI | プラットフォームごとに100%ネイティブ | RustコアのうえにFlutter — 全プラットフォームで共通の1つのUI |
| 映像コーデック / ハードウェア | ハードウェアH.265、H.264にフォールバック | 標準はVP9。H.264/H.265はハードウェア対応が部分的 |
| LANでの遅延 | 処理遅延約8 ms(社内測定) | セルフホストで約25 ms、公開リレーで約45 ms |
| 対応プラットフォーム | macOS、Windows、iOS/iPadOS、Android、visionOS(Linuxはホストのみ、X11とWayland) | macOS、Windows、Linux、iOS、Android — Linuxクライアントも第一級の対応 |
24項目の詳細な比較をご覧になりたい方は、Remio vs RustDeskをご覧ください。ほかのツールとの同様の比較は、比較ハブでご覧いただけます。
皆さんが比較検討するほかのツールとRemioを、並べて詳しく比較しています。
廃止するリレーも、書き出すアドレス帳も、先に解約するものもありません。試している間は、RemioをRustDeskと並行して動かせます。インストールは2つ、PINは1つで、サーバーは不要です。
接続したいマシン(macOS 15以降、Windows 10(ビルド19041以降)/11(Homeエディションを含む)、またはLinux(X11とWayland))に、ダウンロードページからホストを入手して起動し、画面キャプチャの権限を一度許可します。先にリレーを用意する必要はありません。
iPhoneまたはiPad(iOS/iPadOS 18以降)、別のMac(macOS 15以降)、Androidのスマートフォンまたはタブレット(Android 12以降)、Windows 10/11のPC、またはiPadアプリ経由でApple Vision Pro。すべて同じダウンロードページから入手できます。
ホストに6桁のコードが表示されるので、クライアントに入力します。デバイス同士が直接キーを交換してお互いを記憶するため、再接続は一瞬で、再入力は不要で、アカウントも要りません。
今RustDeskを使っているのと同じLANでセッションを実行し、使い心地を自分で確かめてください。無人アクセスの設定を含む手順の全体は、はじめにガイドにあります。
接続元にしたいほかのデバイスすべてで、手順02と03を繰り返します。以降の再接続は一瞬です。
RustDeskを置き換える前、または併用する前によくいただく5つの質問に、率直にお答えします。
接続したいマシンにホストを、手元のデバイスにクライアントをインストールして、6桁のコードを入力するだけ。用意するVPSも、パッチを当てるリレーも、どちら側のアカウントも要りません。あるのは、ネイティブアプリと、きちんとつながる接続だけです。